スプレーノズルの撒水角度からの理論上の広がりは表1.及び図1.の通りですが、スプレーパターンはノズル型式・撒水圧力の諸条件により異なります。
撒水量(Q1/min)は圧力(P1MPa)の平方根にほぼ比例しますので、カタログに表記されていない圧力(P2MPa)における撒水量(Q2
/min)を求める場合には、式(a)にて概算値を出すことができます。
また、撒液量(Q3/min)の比重(γ'3)が水の比重(γ=1)と異なる場合には、式(b)にて撒水量(Q
/min)に換算してからご選定ください。
撒水量分布と衝撃力分布とを分布曲線にて表すと、図2.のように同等の曲線になりますが、スプレーノズル型式、撒水状態、計測位置、撒水圧力等の諸条件により異なります。
また、フラット撒水型には、図2-(1)のテーパーフラット撒水型と図2-(2)のイーブンフラット撒水型とがあり、標準品のフラット撒水型はすべてテーパーフラット撒水型ですので、イーブンフラット撒水型をご使用の際は、その旨ご指示願います。
スプレーノズルから撒水された液の粒子径はスプレーノズル型式、撒水形状、撒水圧力、撒水量、撒水角度等の諸条件により異なります。
一般的には、同じ撒水圧力であれば撒水量が多いほど粗粒となり、同じスプレーノズルであれば撒水圧力が低いほど粗粒となります。